競馬の「軸馬選び」のコツ|初心者でもできる堅実な軸馬の見つけ方

競馬予想において、最も重要でありながらも奥深いのが「軸馬選び」です。軸馬とは、あなたが購入する馬券の中心となる、最も信頼できる馬のこと。この軸馬が馬券に絡むかどうかが、あなたの収支を大きく左右すると言っても過言ではありません。

しかし、「どの馬を軸にすれば良いのか分からない」「人気馬を選んでも飛んでしまう」といった悩みを持つ競馬ファンは少なくありません。特に初心者の方にとっては、軸馬選びは非常に難しいと感じるかもしれません。

本記事では、競馬初心者の方でも実践できる、堅実な軸馬の見つけ方のコツを徹底解説します。人気、実績、調子、展開など、多角的な視点から軸馬を見極める方法を学び、あなたの馬券的中率と回収率アップに繋げましょう。

目次

なぜ「軸馬選び」が重要なのか?馬券の組み立ての要

競馬予想において、なぜ軸馬選びがそれほどまでに重要視されるのでしょうか?その理由を理解することが、軸馬選びの第一歩です。

1. 馬券の組み合わせの中心となる

三連単や馬連、馬単など、多くの馬券は複数の馬の組み合わせで成り立っています。その中で、軸馬は常に馬券に含める、いわば「起点」となる馬です。軸馬が来ることで、残りの相手を絞り込むことができ、購入点数を抑えながら的中率を高めることができます。

例えば、三連単のフォーメーションを組む場合、「1着固定」や「2着固定」として軸馬を据えることで、何通りもの組み合わせの中から、的中に必要なものだけを効率よく選ぶことが可能になります。

2. 的中率と回収率に直結する

軸馬が馬券に絡む(複勝圏内に入る、あるいは1着になる)確率が高ければ高いほど、馬券の的中率は自然と上がります。また、堅実な軸馬を選び、そこから高配当を狙える相手を選び出すことで、回収率の向上も期待できます。

競馬界のレジェンド、武豊騎手が騎乗する馬は、たとえ人気がなくとも常に注目を集めます。それは、彼が「軸」として信頼に足る騎手であり、馬の能力を最大限に引き出すことができると期待されているからです。馬も同様に、信頼できる「軸」としての要素を持っているかが重要です。

3. 予想のブレを防ぎ、冷静な判断を促す

軸馬を決めることで、そのレースにおける自分の「本命」が明確になります。これにより、レース直前の情報やオッズの変動に惑わされにくくなり、感情に流されずに冷静な判断で馬券を購入できるようになります。

初心者でもできる!堅実な軸馬を見つけるコツ

それでは、具体的にどのようなポイントを見て軸馬を選べば良いのでしょうか。初心者の方でも実践しやすい、堅実な軸馬の見つけ方をご紹介します。

1. 人気とオッズを参考にする(ただし鵜呑みにしない)

人気馬は、一般的に多くの人が「強い」と評価している馬であり、それなりの理由があります。しかし、人気だけを鵜呑みにせず、なぜ人気になっているのかを掘り下げて考えることが重要です。

  • 単勝オッズが一桁台:多くの競馬ファンが信頼を寄せている証拠です。
  • 根拠のある人気:単に有名騎手だから、前走勝ったから、ではなく、具体的なローテーションや調教内容、血統背景などに裏付けされた人気馬は信頼度が高いです。

例えば、G1レースでイクイノックスのように、圧倒的なパフォーマンスと安定した成績を出し続けている馬は、多少のオッズ変動があっても軸としての信頼度は非常に高いです。しかし、中には過剰に人気しているだけの馬もいるため、注意が必要です。

2. 過去の実績と安定感を重視する

軸馬として選ぶ馬は、過去のレースで堅実な成績を残しているか、特に連対率や複勝率が高いかを確認しましょう。

  • 安定した走り:大きく着順を落とすことが少なく、常に上位争いに絡んでいる馬。
  • クラス慣れ:昇級戦よりも、同じクラスで安定した成績を残している馬の方が軸向きです。
  • 適性があるか:今回と同じコース、距離、馬場条件での好走実績があるか。特に馬場の得意・不得意は重要です。オルフェーヴルのように、どんな馬場でもこなせる馬は稀です。

3. 馬の「調子」を見極める

レース直前の馬の調子は、成績に直結します。調子が良い馬は、能力を最大限に発揮できます。

  • 調教内容:最終追い切りで、時計や動きにキレがあるか、騎手の手応えはどうか。栗東の坂路で自己ベストを更新した馬などは好調のサインかもしれません。
  • パドックでの雰囲気:毛艶が良いか、活気があるか、落ち着きがあるかなど。馬体や歩様から好調さを感じ取れる馬は軸向きです。
  • 馬体重:前走から大きく増減していないか。馬体増減が少ない方が、安定したコンディションを保っていると判断できます。

調子の見極め方については、「競馬の「調子」の見極め方|初心者でもわかる好調サインと不調サイン」の記事も参考にしてください。

4. 騎手との相性や勝負気配

騎手の手腕は、レース結果を大きく左右します。特に、その馬に乗り慣れている主戦騎手や、G1などで手綱を取るトップジョッキーは、信頼度が高いです。

  • 主戦騎手の継続騎乗:その馬の癖や特徴をよく知っているため、力を引き出しやすいです。
  • トップジョッキーへの乗り替わりクリストフ・ルメール騎手川田将雅騎手のようなトップジョッキーが騎乗する場合、馬の能力を最大限に引き出すだけでなく、勝負気配も高まります。
  • 厩舎と騎手の連携:特定の厩舎と騎手が良いコンビを組んでいる場合も、注目に値します。国枝栄厩舎とC.ルメール騎手の関係性などがその例です。

5. 展開の有利不利を考慮する

レースの展開が、軸馬にとって有利になるかどうかを考えることも重要です。

  • 脚質とコース形態:逃げ馬なら内枠が有利か、差し・追い込み馬なら直線が長いコースが良いかなど。
  • メンバー構成:強力な先行馬が揃っているか、それともスローペースになりそうかなど、展開を左右する要素を考慮しましょう。

例えば、コントレイルのような自在な脚質を持つ馬は、展開に左右されにくく、軸馬として非常に信頼できます。しかし、特定の展開に依存する馬を軸にする場合は、その展開になるかどうかを慎重に見極める必要があります。

高配当を狙う際の「穴馬」軸の考え方

堅実な軸馬を選ぶのが基本ですが、時には「穴馬」を軸に据えることで、大きな配当を狙うことも可能です。ただし、これは上級者向けの戦略であり、リスクも伴います。

  • 人気薄でも買える根拠がある馬:前走不利があった、休み明けで叩き2戦目、得意なコースに替わる、得意な馬場状態になるなど、明確な好走要因がある人気薄の馬。
  • 人気馬が不安材料を抱えているレース:人気馬に明らかに不安要素がある場合(過剰人気、ローテーションがキツいなど)は、他の馬を軸にするチャンスです。

例えば、2021年の天皇賞(春)でタイトルホルダーが逃げ切ったように、世間の評価が低くても、その馬にしかない強みや展開利がある場合は、穴馬でも軸になり得ます。しかし、見極めには高い予想力が必要です。

まとめ:堅実な軸馬選びで競馬予想の精度を高めよう

競馬の「軸馬選び」は、馬券的中の鍵を握る重要な要素です。初心者の方でも、人気、実績、調子、騎手、展開といった多角的な視点から馬を見極めることで、堅実な軸馬を見つけることができるようになります。

焦らず、一つ一つの情報を丁寧に分析し、自分なりの軸馬選びの基準を確立していきましょう。的確な軸馬選びは、あなたの競馬予想の精度を飛躍的に高め、より楽しく、そしてより勝てる競馬ライフへと繋がるはずです。

さあ、今日からあなたも「堅実な軸馬」を見つける名人を目指しましょう!

\オススメNO.1の競馬サイトはこちら/

競馬仲間にシェアしてね
  • URLをコピーしました!
目次